「しんぶん赤旗」2020/7/29
中部地区委員会 藤森党中央文教委員長を迎えつどい
 日本共産党長崎県中部地区委員会は26日、党中央委員会の藤森毅文教委員長を迎えて「コロナ危機の中で教育を考えるつどい」を諫早市で開きました。

 藤森氏は科学的根拠なしに行った「全国一律休校」を厳しく批判し、「最近集中できない」「すぐにイライラしてしまう」など子ども達に甚大な被害を与えてしまったと指摘しました。

 日本共産党の「学校再開にあたっての緊急提言」にふれ、学びの遅れの克服よりも「子ども達の心のケア」を優先を明記したことの重要性について述べた藤森氏は、コロナ後の「新しい生活様式」と40人学級は根本的に矛盾すると強調。少人数学級を求める声が全国連合小学校校長会、公明党、全国知事会など三首長会の会長などかつてない広がりを見せ、様々な立場の学者や研究者が署名活動を始めたことを紹介しました。

 藤森氏は資本主義のあり方を問い、新しい社会システムをめざす日本共産党について語り、この党を強くすることが大事になっていると訴え、講演を結びました。

 講演を聴いた女性教師は、「学校現場は上意下達で職員間の話し合いもほとんどないなどの問題点に、あらためて気づかされました。少人数学級への取り組みをしっかり行っていきたい」と感想を語っていました。

 「つどい」の後、藤森氏らの呼びかけに応え、参加した女性が入党しました。