「しんぶん赤旗」2020/2/26
核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会 パネル討論

 核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会は23日、長崎市内でパネルディスカッションを行いました(150人)。川崎哲・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)日本代表、朝長万左男・同長崎集会実行委員長、光岡華子・長崎大学院生、鈴木達治カ・長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)副センター長、吉田文彦・RECNA所長が意見を発表し、その後参加者からの質問に答えました。

 朝長氏はローマ教皇が長崎で出したメッセージについて、人間中心主義で核抑止力論を否定し「核兵器と大量破壊兵器は平和実現の答えではない」などと述べた意義を強調しました。

 鈴木氏は米国の「スマート核兵器」やロシアの極超音速兵器「アバンガルド」など最新兵器を紹介し、これまでの「核抑止論」は通用しなくなっていることを強調しました。

 参加者から、「核兵器禁止条約批准の進展具合」への質問が出され、川崎氏は、「批准のスピードは他の条約に比べても遅くはない」と答えました。