「しんぶん赤旗」2020/10/10
国賠同盟長崎第23回大会
 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟長崎県本部は4日、第23回大会を大村市で開きました。今年は結成30周年で、中央本部の藤田廣登顧問を招き「信念を一途に貫いた人 末永敏事と伊藤千代子」と題して講演会を開催。59人が参加しました。

 藤田氏は、長崎県島原半島の北有馬村(当時)出身で、日中戦争中の1938年、戦争反対の意思を公然と表明し、投獄されたクリスチャン医師である末永敏事と、日本共産党員で若くして獄死した伊藤千代子の生きざまを、歌や朗読を交え、時には声を詰まらせながら語りました。

 大会では、記録集「炎は消えない 長崎県の治安維持法犠牲者」の発行などの報告がありました。

 2016年に末永敏事の生涯を連載した長崎新聞社の森永玲営業部長(当時は編集局長)と立憲民主党の山田勝彦さんがあいさつし、日本共産党長崎県委員会の山下満昭委員長のメッセージが紹介されました。