「しんぶん赤旗」2020/9/10
長崎市で「ヒバクシャ国際署名」を呼びかける「6・9」行動
 長崎県原水協は9日、長崎市の平和公園で6・9行動を行い、「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけました。

 前日に「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」が5050万人の目標を達成。参加した10人が「核兵器を禁止し廃絶する条約を」と書かれた横断幕を掲げ、「長崎のうたごえ協議会」のメンバーの演奏とともに、署名を訴えました。

 初めて平和公園に来たという広島市に住む女性(29)は「広島市内には地球平和監視時計が設置され、最後の核実験からの日数をカウントしています。通勤途中にいつも見ていますが、ゼロに戻っている時があると『不幸しか招かないのになぜ』と感じます」と語り、サインしました。

 大分県から訪れた男性(41)は、同伴の女性が宮城県で震災を経験しているといい「原発や核兵器には反対です」と署名しました。

 欠かさず署名行動に参加している橋本真紀さん(43)は、50万人の目標を達成したことについて「ここからがまたスタート。これからも頑張っていきたい」と話し、被爆者の田中安次郎さん(78)は「ひとり一人の核廃絶を願う思いが結果になった。継続は力。そういうことを大事にしながら核兵器廃絶を目指していきたい」と語りました。

 原爆が投下された11時2分に全員で黙とうしました。