「しんぶん赤旗」2020/12/10
今年最後の「ヒバクシャ国際署名」を呼びかける「6・9」行動
 長崎県原水協は9日、長崎市の平和公園で今年最後の6・9行動を行い、「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけました。11人が参加しました。

 「歓迎 1月22日核兵器禁止条約発効」と書かれた横断幕を広げ、「長崎のうたごえ協議会」のメンバーが「青い空は」「翼をください」などを演奏。署名を呼びかけました。「以前から一緒に歌いたいと思っていた」と女性が飛び入りで参加し、「来月も来ます」と署名用紙を持ち帰りました。

 川崎市から家族で訪れた男性(76)は「原爆資料館も今から行きます。長崎に来たら、このコースは外せない」と署名用紙にペンを走らせました。日本政府が核兵器禁止条約に参加しないことについて「核の傘に守られていると思っているようだが、被爆国でありながら矛盾している」と語りました。

 原爆パネルを、時間をかけて見ていた女性(46)=大分県=は「長崎は小学校の修学旅行以来。今あらためて見て原爆は本当に恐ろしい。核兵器を無くさなくてはならないことは子どもでもわかるのに、それがわからない政治家はひどい」と憤りの声をあげ、署名しました。