「しんぶん赤旗」2020/4/10
長崎市で「ヒバクシャ国際署名」を呼びかける「6・9」行動
 長崎県原水協は9日、長崎市の平和公園で6・9行動を行い、「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけました。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で平和公園は人影もまばらでしたが、「長崎のうたごえ協議会」のメンバーが「青い空は」「核廃絶の列車でGO!」などを演奏し、雰囲気を盛り上げるなか、署名を呼びかけました。

 女子挺身隊員だった叔母の娘が原爆で即死したと話す女性(88)は「叔母さんは命からがら帰ってきたが、娘は21歳で亡くなってしまった。私は原爆にはあっていないけれど、9日には気持ちがここに向かい必ずお参りに来る。お参りすると心が救われます」と署名しました。

 平和公園の近くに70年住んでいるという男性(75)は、「昔自宅の畑を耕していたら、11時2分で止まったままの時計が出てきたことがある。核廃絶は長崎から発信しないといけない。大事なことだ」と話しました。

 「安倍首相はアメリカの顔色ばかりうかがっている。日本の現状を発信し、核廃絶の先頭に立つのが日本の役割。なんでやらないのか」と憤りの声をあげサインする男性(77)もいました。