「しんぶん赤旗」2020/8/28
長崎県民の会 署名提出前最後の26日署名行動
 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は26日、国連への署名提出が来月と迫る中、長崎市の繁華街で署名行動に取り組みました。署名の目標50万人に対して、この日までに49万人余集まっており、長崎被災協の柿田富美枝事務局長は「長崎県が全国の先頭に立ち目標を達成したい」と語り、署名を呼びかけていました。

 被爆者ら25人が参加。県民の会の田中重光共同代表は「この署名は国連へ提出します。50万人目標までもう少し。長崎市民の協力をお願いします」と訴えました。

 小学生の娘とともに署名をした女性(39)は「祖母など戦争体験者からの話は悲惨ですが、日常では振り返ることがあまりない。平和な社会が世界に広がっていってほしい」と話しました。

 中学1年生の男子生徒2人は「小学生から平和学習をしてきて、平和は大事だと思う」と署名し、自らも署名行動に参加。「原爆のことを訴えると受け入れて署名してくれる人がいるのが嬉しい。あと少しで50万人と聞いて僕も頑張ります」と署名板を持ち道行く人に呼びかけていました。

 行動終了後、田中代表は「5年間、目標達成に向けて様々な所で県民、市民の協力を得ながらやってきました。目標達成まで8千人余り、これをぜひやり遂げたい。みなさんのご協力をお願いします」とあいさつしました。

 この日、1時間で245人が署名しました。