「しんぶん赤旗」2020/9/8
台風10号 長崎で被害
 7日未明から朝にかけて九州地方を暴風域に巻き込みながら北上した大型で非常に強い台風10号により、長崎県内では建物被害や停電が各地で起きています。

 長崎市の南部に位置し、海に囲まれた同市香焼(こうやぎ)町では、香焼小・中学校や民家が被害にあい、停電が続いています。

 日本共産党の衆院長崎1区の安江あや子候補と香焼町在住の大石ふみき市議は7日、外壁が大きく剥がれ落ち、窓ガラスが割れる被害にあった香焼中学校体育館に駆けつけました。

 午前中に三浦剛史校長から話を聞き、内部を調査した大石市議は、夜中に海側の壁面が先に剥がれ落ち、内部に入った風が押し出される形で正面の窓枠がめくれ上がり、ガラスが割れたようだと説明。三浦校長からは「ぜひとも、早急に修理していただきたい」と強く要望があったと語りました。

 また、香焼小学校では、3年生の教室の窓ガラスが割れたり、風で飛ばされた渡り廊下の屋根が中庭に落ち、水道管に突き刺さって水があふれ出す被害も起こっています。停電のため町内の横断歩道の信号機も消えたままです。

 大石市議は「一刻も早い復旧を市に求めていきたい」と話しました。