「しんぶん赤旗」2019/10/16
田村衆院議員を迎え 台風19号の災害救援募金
 長崎県の日本共産党南部地区委員会は14日、田村貴昭衆院議員を迎え、台風19号の災害救援募金の訴えを長崎市鉄橋でしました。多くの人が足を止め、募金は7万6166円寄せられました。日本共産党の内田隆英、大石史生両市議も訴えました。

 衆院の災害対策特別委員でもある田村氏は、現在の政府の支援策では全壊世帯に300万円しか支給されず、せめて500万円に拡充せよと野党が共同法案を提出していることを紹介。「政府の支援策を強めると同時に緊急に被災地への支援金が必要です」と呼びかけました。

 74歳の男性は「政府は河川整備などをきちんとやっていない。軍事費に莫大な税金を使うのではなく災害対策に使うべきだ」と語気を強め募金をしました。中学生や高校生がお小遣いから「少しでも力になれたら」と募金をする姿もありました。

 災害に関して市民から様々な質問も寄せられ、田村氏が丁寧に回答しました。「災害時にダムは必要ではないか」との問いに田村氏は「近年の気候変動による大雨にダムでは対応できない。これからは、河川整備などダムに代わる防災対策が求められる」と答えました。

 災害時の支援策拡充について質問した歯科医師の男性(38)は「色んな党の話を聞いているが共産党が一番自分の考えに近い。とても勉強になった」と語りました。