「しんぶん赤旗」2019/10/31
ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク 署名行動
 長崎県と佐世保市が進める、同市のテーマパーク・ハウステンボスへのカジノ誘致に反対する「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は30日、長崎市の鉄橋でカジノ誘致反対の署名・宣伝に取り組みました。14人が参加。1時間で147人が署名しました。

 メンバーは「ハウステンボスへのカジノ誘致は許さない」の横断幕を掲げ、新木幸次事務局長が「住民福祉の向上や生活の安定、子どもたちの教育環境を良くするために地方行政はあります。カジ誘致はこのことに全く反することです。世論調査でも7割が反対しています。全国どこにもカジノはいりません」と訴えました。

 署名をした桑原英身さん(66)は「心配される依存症について何ら対策も立てないで、誘致ありきだ。観光立県がギャンブル立県になってしまう」と怒りの声をあげました。

 海外に住む友人から、「カジノを誘致した街は治安が悪くなり、その地域だけではなく、街全体の様子が変わっていくことを日本の国民は知っているのか」と言われたという女性(56)は「とても心配。違う形で県が発展することを望みます。県民が誇りを持てるような施策をやってほしい」とペンを走らせました。

 「絶対にいらない。人をダメにするから」と高校2年の女子生徒3人も署名しました。