「しんぶん赤旗」2019/3/25
「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」結成総会 講演も
 長崎県と佐世保市が推進する同市のテーマパーク「ハウステンボス」へのカジノ誘致をやめさせようと24日、「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」が長崎市で結成されました。結成総会には会場いっぱいの75人が参加しました。

 朝長万左男・長崎原爆病院名誉院長、深澤奨・活水学院理事長、神ア正弘・真宗大谷派法生寺前住職など幅広い分野から24人が呼びかけ人となっています。

 呼びかけ人の一人で県保険医協会の本田孝也医師が「カジノの誘致で、どういうことが未来に起こり得るのか、学習し行動していきましょう」と開会あいさつ。今井一成弁護士がIR(カジノ)誘致の現状と問題点について講演しました。

 今井氏は「カジノがくれば、今以上にギャンブル依存症患者が生まれやすくなり、経済的破綻者も増加する」と指摘。治安の悪化や、青少年への悪影響の恐れがあると述べ、「カジノ誘致と言う『ギャンブル』に県民の未来をかける必要性が本当にあるのか」と語りました。

 「県民ネットワーク」づくりをすすめてきた新木幸次さんから経過報告と規約の提案があり、「県民ネットワーク」の発足が拍手で確認されました。同時にハウステンボスへのカジノ誘致を直ちに中止するよう求めた「知事への手紙」が採択され、日、県へ申し入れすることが決まりました。