「しんぶん赤旗」2019/9/17
「石木ダム強制収用を許さない議員連盟」発足 県内外73人賛同
 長崎県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム建設を巡り、県が反対地権者の土地・家屋を強制的に取り上げる手続きを進める中、東彼杵郡内の町議有志の呼びかけで「石木ダム強制収用を許さない議員連盟」が発足しました。14日、長崎市で結成総会がありました。

 総会には県内地方議員20人が参加。日本共産党からは8人が参加しました。各議員が「理不尽なやり方に怒りを感じる」「県民に知ってもらう運動にしよう」など発言しました。共産党の小田徳顕佐世保市議は、一般質問で石木ダム問題を取り上げたことを紹介し「たたかいに勝つまで頑張りたい」と決意を述べました。

 「議員連盟」への賛同議員は73人。県内外の地方議員を始め、国会議員も参加。日本共産党は県内の全地方議員が参加しています。

 結成総会後の記者会見で代表の城後(じょうご)光波佐見町議は、議員連盟結成について、「11月には地権者の土地・家屋のすべての所有権が国に移ってしまう。今声を上げなければ遅いという危機感があった」と述べ、「今後、議員連盟として現地の視察や学習。県への申し入れや各議会での意見書提出などをすすめていきたい」と語りました。

 反対地権者でもある炭谷猛川棚町議は「同じ気持ちを持っている議員がこれだけおられるということに希望を持てた。まだまだ頑張れる」と力を込めました。