「しんぶん赤旗」2019/9/20
2019長崎県母親大会開催 
   「2019長崎県母親大会」が20日、長崎市の長崎ブリックホールで開かれ、延べ240人が集いました。
 午前中は「働き方で悩むあなた」「変貌する自衛隊」「身体もすこやかに親子ヨガ」など七つのテーマで分科会が開かれました。

 午後の全大会は、琉球新報社編集局次長の島洋子さんが「屈しない沖縄の『心』見つめて」と題して講演をしました。

 島さんは、1995年に起きた米兵による小学生女児へのレイプ事件から、現在までの米軍基地があるが故の事件・事故を告発。米軍基地が返還された北谷町は若者が集う街に変わり、年間336億円の経済効果を生みだしていることなどを紹介。「沖縄の発展に基地は邪魔」だと指摘しました。「辺野古新基地建設を許せば、これが前例となる。国策を掲げれば原発も核のゴミも押し付けられてしまう。民主主義の危機に今あるのではないか」と強調しました。

 沖縄の琉球大学で学んだという中西明香さん(46)は「返還当時の北谷町を知っているが、基地がないことによる発展は驚くべきものがあると感じた。安倍政権の強権的なやり方は恐ろしいが、あきらめてはダメだと思う」と話しました。