「しんぶん赤旗」2019/9/10
長崎「6・9」行動 国際署名75筆集めました
 長崎県原水協は9日、長崎市の平和公園で6・9行動を行い「ヒバクシャ国際署名」への協力を呼びかけました。大学生を含む15人が参加。75人分の署名が寄せられました。

 原爆パネルを展示し、「長崎のうたごえ協議会」メンバーが「青い空は」などを演奏してアピールしました。参加者は「核兵器廃絶を求める国際署名です。国連に届けます」と訴えました。

 マレーシア、香港からの観光客などが次々と署名。千葉大学の留学生でインドネシア人の女子学生(28)は「今、原爆資料館にも行きました。とても悲しかった」と日本語で話し、サインしました。

 神戸市から家族4人で訪れた男性は「長崎は初めてです。原爆が落ちた場所にも行きました。私たちは戦争を知らない世代。子どももいるので、もっと学んでこの子たちにも伝えたい」と夫婦で署名しました。宇都宮市から来た女性(48)は署名をした後、原爆パネルをじっと見つめ、「今、世界情勢がおかしいと思う。人が人でなくなってしまう核兵器は絶対にダメ。もし、戦争になれば使われるのではないかと思うと廃絶しかない」と話しました。