「しんぶん赤旗」2017/9/28
ヒバクシャ署名さらに 
長崎県民の会「平和の波」最終行動
 「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」は、20日から始まった「平和の波」行動最終日となる26日、被爆者も参加し、長崎市内の繁華街で署名活動に取り組みました。30人の参加で、269人分の署名が寄せられました。この日で県民の会の署名は15万313人分となりました。

 「すべての国は核兵器禁止条約へ加入せよ」と書かれた横断幕を掲げて、「日本政府も禁止条約に参加するよう『ヒバクシャ国際署名』にご協力ください」と呼びかけました。

 行動に参加した一人で、兵庫県から移住体験で長崎に来ているという女性(40)は、SNSで「県民の会」を知り初めて参加しました。「長崎に来る前から核廃絶の署名行動に参加したいと思っていました。署名を取るのは中々難しいですが、参加できて感無量です」と語りました。

 横浜から長崎に引っ越して半年という女性(63)は「向こうにいるとわからない悲惨さが伝わってくる。日本が条約に参加しないのはおかしい。先頭に立って平和の国をつくるべき」と話し署名しました。

 核兵器廃絶運動に関心があったという長崎大学1年生の女性(18)は「初めて署名行動を見ました。微力だけど力になれたら。日本政府も条約に参加するべき」とペンを走らせました。車いすで通りがかった被爆者の男性(81)も署名していました。