「しんぶん赤旗」2016/10/14
陸自を「実戦部隊化」
佐世保基地の実態学ぶ 民主長崎県政をつくる会

 民主長崎県政をつくる会は10日、「佐世保基地水陸機動団の配備の現状と佐賀空港へのオスプレイ配備の動き」と題した公開学習会を開き、56人が参加しました。

 講演を行った山下千秋・佐世保市議(日本共産党)は「佐世保港の崎辺地区では陸上自衛隊『水陸機動団』の一大拠点として、この2年半で212億円かけて整備が行われる。相浦の陸上自衛隊は、アメリカで海兵隊からの手ほどきを受け毎年軍事訓練を行っている」と米軍の要求のままに国民の税金を使い、佐世保の自衛隊が実戦部隊にされている実態を訴えました。

 続いて、佐賀空港へのオスプレイ配備反対の運動を中山重俊・佐賀市議(日本共産党)が報告しました。

 佐賀県は佐賀空港建設時に有明海漁協などと「佐賀空港を自衛隊と共用する考えは持たない」と公害防止協定を結んでいます。この約束を守れとの強い思いから地元佐賀市川副町では「佐賀空港への自衛隊オスプレイ等配備反対地域住民の会」を結成し、反対運動を続けています。

 中山市議は「地元住民には『戦争と結び付くようなことには絶対反対』との強い思いがある。海外で戦争する国づくりの具体化を佐賀から進めさせてはならない」と決意を述べました。