愛と平和を歌い続けて30年
新婦人コーラスグループ「花の輪」コンサート

 新婦人コーラスグループ「花の輪」はこのほど、結成30周年コンサートを長崎市民会館文化ホールで開き、会場を埋めた人たちが歌声に耳を傾けました。

 「花の輪」は新婦人長崎支部の小組として、1985年に数人のメンバーで結成され、被爆地の合唱団として、九条と平和を守る思いを歌い続けてきました。被爆者の故渡辺千恵子さんの半生を綴った組曲「平和の旅へ」の合唱には、初演から参加しています。2002年と2006年の「日本のうたごえ祭典」で1位を獲得するなど、今では長崎を代表する合唱団として活躍の場を広げています。

 「うたおう 希望のうた」と題した今回のコンサートでは、幻想曲「長崎ぶらぶら」で始まり、次々に愛と平和の歌が披露されました。最後は、東日本大震災の復興過程で生まれた「希望のうた」。「九州地方地震」被災者への思いを込め、力尽くよ歌い上げられ聴衆を魅了。会場は大きな拍手で包まれました。

 最後に団長の園田直子さんが「これまでお世話になった皆さんに深く感謝するとともに、これからも愛と平和の歌をうたい続けます」と力強く決意を述べました。