| 「しんぶん赤旗」2012/05/23 | |
| 長崎新幹線 住民置き去り着工超特急 県民の会ムダな事業やめよ 28分短縮のため5000億円 FGTは安全性未確立 |
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民主党野田政権が今年度から着工を決めた長崎「新幹線」諫早〜長崎ルート。実用化のめどさえ立っていないフリーゲージトレイン(FGT=軌間可変電車)の導入が前提で、ムダ遣いの象徴となっています。(長崎県・村ア利幸) 脱線の危険も 長崎「新幹線」の特徴はFGTの採用です。FGTは、車輪の間隔をレールの幅に合わせて自在に変え、レールの間隔が異なる新幹線から在来線に乗り入れできるとされます。しかし、いまだ実用化されていない未完の技術。最も大事な安全性の問題がクリアできず、高速走行では脱線・転覆の危険があるからです。 暮らしに使え 国は本年度の整備新幹線整備事業費に約3095億円を計上、西九州ルートには約220億円を注ぎ込みます。07年度から西九州ルートには事業費約544億1600万円が使われ、さらに多くの税金が使われることになります。 県は本年度予算に関連事業約46億5238万円を計上しています。長崎駅周辺では「新幹線」を口実に県庁舎移転など大規模な再開発を推し進めています。 「県民の会」の深町孝郎事務局次長は「国・県の財政が借金漬けの現状にあって時間短縮や経済効果も少ない名ばかりの『新幹線』は税金のムダ遣いです。県民の多数が望んでいない長崎『新幹線』建設はただちに中止し、税金は暮らしや福祉、そして大震災からの復興にこそ使うべきです」と話しています。 フリーゲージトレイン 車輪の間隔をレールの幅に合わせて自在に変えられる新型列車計画。日本では、新幹線の標準軌(1435ミリ)、在来線の狭軌(1067ミリ)と異なる線路幅があるため、新幹線と在来線をつなぐ整備新幹線西九州(長崎)ルートで導入を前提に建設計画を進めてきましたが、開発着手から十数年を経た現在も、実用化のめどは立っていません。 |
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