「しんぶん赤旗」2009/12/8
守れ9条 合唱響く 
長崎県九条の会が催し


 長崎県九条の会は5日、佐世保市でピースフェスティバルinさせぼを開催し、講演や歌に県内各地から参加した約550人が聞き入りました。

 県九条の会の高見三明大司教は、「九条は日本を根本的に規定するもの。国民の意志で守っていこう」とあいさつ。

 「九条の会」の小森陽一事務局長が「平和のために私たちにできること」と題して講演しました。

 小森氏は、国民投票法施行を前に、「参院選までにどういう世論をつくるかが極めて重要」だと述べ、9条の会の出番の情勢であることを強調しました。

 戦後の歴史をひも解きながら、民主党の解釈改憲論の危険性を告発。「歴史を記憶し、メディア操作にだまされない確固たる世論をつくろう」と呼びかけ、草の根から声を上げることが、「平和のためにできること」だと訴えました。

 うたごえ協議会による「わが窮状」合唱やダンスなども上演され、県内の九条の会が活動報告を行いました。

 参加者から、「行動することが大切だと思った」「過去のことをしっかり記憶し、改憲派を監視していかなければ」などの感想が寄せられました。