「しんぶん赤旗」2008/6/19
「九条変えない」に次々
県共同センターがシール投票と署名


 「憲法9条を考えよう あなたはどちらを選びますか」。
 憲法改悪阻止長崎県共同センターは十三日、長崎市大丸前で憲法「改正」を問うシール投票と署名活動を行いました。

 共同センターのメンバーが「二年後には憲法改正の国民投票が実施されようとしています。この機会に憲法について考えましょう」と市民に投票を呼びかけました。

 高校生が次々にボードにシールをはっていきます。ほとんどが「変えない」。

 署名した男子高校生は「九条は絶対に変えない方がいいです」と語気を強めて言いました。

 二人連れの若い男性は、「わからない」にシール。「九条が変えられようとしていることは知っていますか」の問いかけに「えっ、そうなんですか。知らなかった。それならだめです。もう一度シールもらえませんか。ねぼけとった」と「変えない」にはりなおしました。

 シール投票を見て寄ってきた六十代の女性は、「子や孫のためにみんななかよくしてほしい。平和がいい。戦争は嫌いです」と話しました。
 投票の結果は、「変えない」が二百六十一票、「わからない」二十六票、「変える」四票でした。
 共同センターの大塚孝裕事務局長は、「多くの市民と対話ができたことがこれから力になっていくと思う。今後も若い人と対話を広げたい」と語りました。