市町議選、三市四町で十一氏
(市議七、町議四)が当選


 二十二日投開票された長崎県内の三市四町の議会議員選挙で、日本共産党は十三候補のうち十一氏(市議七氏と町議四氏)が当選しました。

 県都・長崎市では一人区で二議席、長崎市区で三議席を確保。定数一の琴海区に果敢に挑んだ管田峰子氏は健闘及ばず届きませんでした。

 基地の街・佐世保市では山下千秋氏(現)が第十六位で六回目の当選を果たしました。同市議選は四町との合併で選挙区域が拡大、市長選ともからんだ厳しいたたかいとなりましたが、「米軍基地の再編強化反対、市民のくらし優先の市政」を積極的に訴え競り勝ちました。
 大村市では定数三減のなか、久野正義氏(現)が第十五位で二回目の当選を決めました。
 町議選では、定数二十(四減)に二十三人が立つ厳しいたたかいとなった長与町議選で、堤理志、河野龍二の両現職が十一位と十四位で激戦を勝ち抜き、二議席を守りました。長与町の議席占有率は1割となり、五島市に次いで県下で二番占有率となりました。
 新旧交代の選挙となった時津町では浜辺七美枝氏が第十六位で、同じく川棚町では久保田和恵氏が第五位で、それぞれ日本共産党の議席を引継ぎました。
 空白議会克服をめざした東彼杵町の尾上庄次郎氏は善戦しましたが届きませんでした。

長崎市議選、長崎市区と香焼区、伊王島区で五氏が当選。市役所前であいさつ


 選挙さなかの市長銃撃事件にゆれた長崎市議選(定数五十一)は二十二日投開票され、日本共産党は一人区の二人と新人二人を含む現有五議席を確保。大激戦を勝ち抜きました。
 同市議選・長崎市区(定数四十四)では、中田ごう‖現・二十位‖、牧山たかし‖新・二十一位‖、中西あつのぶ‖新・三十七位‖の三氏がそろって当選。一人区で競り勝った香焼区の津村国弘氏‖現‖と、伊王島区の内田隆英氏‖現‖を合わせて五議席となり、引き続き議案提案権を確保しました。

 一夜明けた二十三日には、市役所前で長崎市区三人の新市議団と市長選の山本誠一氏、堀江ひとみ県議がそろって選挙結果の報告とあいさつに立ちました。
 出勤途中のバスの中から手を振ったり、「おめでとう」と笑顔で声をかけ握手を求める市民の姿も目立ちました。
 津村、内田両市議もそれぞれ地元であいさつ。「暴力を許さない平和と民主主義の根付く長崎市、くらしと福祉優先、税金のムダ遣いと不正を許さない市政」の実現に全力をあげる決意を表明しました。