「しんぶん赤旗」2007/1/25
定数4減の長与町議選
複数議席確保へ全力
党支部と後援会がつどい

正面右から、堤、河野、ふちせの各氏
 長崎市のベッドタウン、人口四万二千六百人をかかえる長崎県長与町で活動する日本共産党支部と同後援会は二十一日、同町内で「新春のつどい」を開き、約四十人がいっせい地方選と参院選勝利への決意を新たにしました。

 地方選後半戦の同町議選は定数二十、前回比四減の厳しい選挙。河野たつじ(42)=現=、堤さとし(38)=現=両町議は二議席確保に新年早々から全力投球です。

 つどいにはふちせ栄子参院選挙区候補もかけつけ、「憲法を守る正念場の年。九条を守り、二十五条の生存権を国民の手に取り戻すため二つの選挙で必勝を」と訴えました。

 堤さとし町議は、議員団と党支部が実施した町民アンケートでの声を紹介。「年間十万円負担が増えた、助けてください。自民党を支持してきたがうんざりしてきた。弱い者いじめはやめてほしい」(六十歳代男性)など、年金減や増税、公共料金値上げによる負担増への怒りが枠いっぱいにつづられ返事の数も過去最高と報告しました。

 町政の問題点をのべた河野龍二議員は、二年連続の介護保険料値上げをはじめ、敬老祝金、在宅介護見舞金、重度障害者見舞金などが次々に削減された実態を報告。「議員が、町長といっしょに忘年会をしたり、町長提案に異論をはさまず『イエスマン』になっている」と、なれあい議会の中で奮闘してきた日本共産党二議席の値打ちを強調し、厳しい選挙戦への支援を訴えました。

 同町東高田の重松孝子自治会長(64)は、「議会報告はもちろん、小さいことでも誠意をもって働いてもらえる」と期待を寄せていました。