「共産党中田県議の一喝で知事が陳謝」
長崎新聞が集中審議の報道記事の中で

裏金問題集中審議の様子を報じる各紙
 11月30日の各紙は、裏金問題集中審議を行った県議会の様子を詳しく報道しています。

 このうち長崎新聞は、社会面の記事で「知事判断に批判集中」という記事を掲載。その中で、次のように日本共産党の中田晋介県議の質問に触れています。

 「知事はこれまで、この判断について『甘かった』との認識を示していたが、今期で勇退を表明している中田晋介議員(共産)は『県民に裏金を公表せず、対策も取らなかった。責任の一端どころか全責任がある』と一喝。『心からおわびしようと思っている』と、陳謝の言葉を引き出した

 同様に、99年当時の知事の対応が追及されたことについては、朝日新聞や毎日新聞も報道しています。

 「しんぶん赤旗」は、「金子原二郎知事は『裏金を知ったときの対応が甘かった。こんなことが起こるとは思わなかった。誠に申し訳ない』と、初めて公式に陳謝。『予算の横流しの実態は確信していない』とこたえました」と報じ、議会を傍聴した市民の感想を次のように紹介しています。
 傍聴した西本一朗さん(64)は、「ひな壇に並んだ部局長クラスの人が一番真相を知っているはず。それらの人が真相を述べることが業者の口を開かせることにもなると思う。やっぱり百条調査委員会が必要だ」と感想を語りました。