「しんぶん赤旗」2006/11/09
強行採決は止めよ
教育基本法改悪反対で昼休みデモ

シュプレヒコールするデモの隊列
 「教育基本法改悪法案は廃案しかない」。政府与党が同法案の衆院特別委員会での早期採決をもくろむなか、長崎市内の官庁街は八日、「強行採決やめよ」と訴える昼休みデモの唱和に包まれました。

 「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動県実行委員会が行ったもので、教職員や諸団体の代表、市民ら約九十人が駆けつけました。

 宣伝カーでは、「世論を誘導するタウンミーティングの『やらせ発言』は許せない。法案の提出資格にかかわる重大問題」などと市民に訴え。参加者は、「子どもの未来を守ろう」などのプラカードやのぼり旗を掲げ、「愛国心を法律で押し付けるな」「教育基本法改悪反対」と繰り返し唱和し、行き交う市民にアピールしました。

 昼休み中の官庁職員やバスを待つ市民も注目、「戦前のような教育はいやだね」(七十二歳の男性)と話していました。
 行進後の集会で県高教組の大場雅信書記長は、国会での要請行動や傍聴の感想を報告。「決めるのは国民。いっそう世論を大きくして必ず廃案に」と運動強化を呼びかけました。

 同市では十日の午後四時半からステデモ行進する、ふちせ栄子参院候補ラ座前でいっせい宣伝行動。十二日午後二時から湊公園広場で「教育基本法をまもろう!長崎大集会」(九条フェスタ実行委員会主催)が行われます。次回の昼休みデモは十四日。

 このデモ行進には、日本共産党長崎県委員会の山下満昭県委員長、石川悟副委員長、寺田敏之書記長、ふちせ栄子党県国会議員団事務所長(参院選挙区候補)、堀江ひとみ長崎市議(県議候補)をはじめ、対馬、佐世保、大村、五島からの代表なども参加しました。