「しんぶん赤旗」2006/10/19
「もう黙っていられない」と年金生活者ら座り込み


 「もう黙っていられない」と、全日本年金者組合長崎県本部(横崎重雄委員長)は十八日、全国統一行動に呼応した「年金者一揆二〇〇六・長崎行動」に立ち上がり、長崎市浜町の鉄橋(てつばし)で四時間の座り込みを行いました。

 強い日ざしのなか、県内の同組合員や年金生活者ら百人以上が参加、八百人を超える署名が寄せられました。

 横崎委員長は、「年金は下がったのに相次ぐ大増税。年金受給者の半分は月五万円以下の国民年金。年金生活者が声をあげないと暮らしも守れない」とあいさつ。参加者はオレンジ色のハッピをつけ、「国民だれもが月八万円の最低保障年金を」と、行き交う市民にビラを配り、署名を呼びかけました。

 「大増税やめろ!」「最低保障年金つくれ!」のムシロ旗やノボリをかかげ、アコーディオン演奏も登場したにぎにぎしい行動に市民も注目。
 「これからの暮らしが心配。病院にもいけない」(七十歳女性)「まったく同感だ、年金者組合がんばれ」(六七歳男性)と声をかけて激励する姿や、ニコニコ顔で署名した親子連れとの対話など、共感の声が多く聞かれました。

 市内に住む下川由美子さんは、「老後の生活を心配なくおくれる制度は絶対必要なこと。私たちも不安です、他人事ではないと思う」と話していました。
 日本共産党の中田晋介県議もかけつけて激励、共に座り込みました。