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台風13号被害
長崎市議団が市内の被災現場を視察
長崎市の西部を通り佐世保市付近に上陸した台風十三号の被災状況について、日本共産党長崎市議団は二十一日、同市内各地の災害現場を視察し被災者の声を聞きました。
山本誠一市議団長、堀江ひとみ(県議候補)、中田ごう、津村国弘、内田隆英の五市議、牧山隆党市医療福祉部長、中西敦信党市青年学生部長が参加しました。
海に面した二カ所の市道と堤防が百bを超える長さで崩壊・陥没した同市田中町では、暴風と高波が残した爪あとの凄まじさに、「テトラポットはどこにいった」「堤防の土台がなくなっている」など驚きの声があがりました。
長崎港に面した高台の住宅ではあちこちにブルーシートが張られ、家屋の新旧にかかわらず、屋根が吹き飛んだ家屋も少なくありません(住宅被害七百戸以上)。稲佐山中腹にある木下善郎さん宅では屋根が丸ごと飛び、「屋根のソーラーが台所に落下し生きた心地がしなかった。今も電話が不通」といいます。
ビワなどの果樹園や野菜畑、水稲などの被害とともに、街路樹や山沿いの樹木にも広範囲に塩害が確認されました。
同市内では、約十三万世帯が半日から三日間もの停電にみまわれ、「九州電力に何回電話しても親切な説明がなかった」などの声が共通して聞かれました。
同市議団は被災住民らの要望をもとに、住民生活を守る対策を市に申し入れることにしています。
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