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未臨界核実験に抗議
「市民の会」が三百八十五回目の座り込み
米国が先月末、通算二十三回目の未臨界核実験を強行したことで、「核実験に抗議する長崎市民の会」は三日、長崎市松山町の平和公園で抗議の座り込みを行い、いっさいの核兵器と核実験計画の破棄を訴えました。座り込みは同会の発足以来三十二年間三百八十五回目を数えます。
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被爆者や「一万人署名活動」を続ける高校生、市民ら約六十人が参加。
原爆が投下された十一時二分には「原爆許すまじ」の曲が流れ、多くの観光客や市民らとともに黙とうしました。
あいさつした同会の谷口稜曄代表は、「核実験がある限り核兵器はなくならない。米国の核実験に日本政府は何の反応も示さず、抗議もしない」とのべ、使える核兵器開発へ実験を続ける米国と、これに追従する日本政府の姿勢に怒りをあらわにしました。
友人とともに座り込んだ女子高生・山道あかねさんは、「息長い行動ではあっても核兵器廃絶はできると思う。運動を継続することが力になる」と座り込みへの思いを語りました。
北九州から観光に訪れたという家族連れは、「原爆や戦争の惨状を繰り返さないため核実験はやめるべき。政府は米国一辺倒だから何も言わない」と、座り込みにエールを送っていました。
同会は同日、ブッシュ大統領あての抗議文を送付。小泉純一郎首相に対しても抗議を要請する文書を送りました。 |
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