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会場いっぱいに詰めかけた参加者 |
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県立美術館で開かれている、「私の選んだちひろ展」(長崎新聞社主催−9月3日まで)は入場者数が2万人を越し、県民の人気を集めています。
そういう中、日本共産党長崎県委員会と同県女性後援会は8月27日、長崎市の県被災協講堂で、元衆議院議員の松本善明氏を講師に、「ちひろの絵とその生き方」を語る講演会を開催。会場を埋め尽くす160人が参加しました。
ちひろの夫である松本さんは、「戦後すぐ入党したちひろは、党の芸術学校に入り、そこで絵の才能を認められた。日本共産党員であることが、ちひろの絵描きとして生きる原点だった」と語りました。
そして、スクリーンに映し出される絵を示しながら、ちひろの絵の特徴などについて解説し、遺作となった「戦火の中の子どもたち」の制作時のエピソードなどを紹介しました。
松本氏は、ちひろの絵に寄せられる「平和」への共感は、幅広い人々と共同できることを示していると強調。現在の情勢は、憲法改定をめぐり非常に重要な時期に来ており、「国民の力で憲法を守ることができれば、日本と世界の情勢は大きく変わる」と語り、強い構えで頑張ることが求められていると、訴えました。
また、日本共産党の綱領に路線について「憲法を全面的に生かすのが、当面の綱領の目標」指摘。そのためにも選挙に強い党が求められており、「しんぶん赤旗」読者や党員を増やすことの重要性についても、自らの体験をふまえて力説しました。
参加した看護師の女性は、「常に『赤旗』で自分の選んだ生き方が正しいのかを確認しながら生きた、ちひろさん。ちひろさんはすごい共産党員だったんだなあと思いました」と、感想を語っていました。
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