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つどいの参加者 |
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長崎市茂里町の厚生年金会館で二十六、二十七日の両日、第56回「2006年長崎電産九州(解雇反対同盟)8・26のつどい」が開かれ、二十七人が集まりました。
レッドパージは一九四九年から、五十年にかけて占領軍(連合国軍総司令部)の指令で政府と財界が思想・信条を理由に「推定四万人」といわれる日本共産党や支持者が、不当弾圧で職場を追われた弾圧事件です。
このつどいは、日本の電力会社十社が五十六年前の八月二十六日に電気産業労働組合(産別の全国労働組合約十五万人)を弾圧し、全国二千百三十七人(電産九州で二百二十七人)が解雇されました。解雇された二十六日にちなみ、この日、長崎県、福岡県、熊本県から「一日も早い名誉回復を」求める七十歳代から八十歳代となった犠牲者らが同市に集まりました。
つどいでは、元電産島原分会の竹尾一夫・長崎県世話人代表があいさつし、「レッドパージパは憲法制定のもと、戦後最大の犯罪行為であり、この責任をアメリカ占領軍を含めて、国民の前に明らかにし、謝罪と賠償を求める私たちのたたかいは、日本の歴史をただしていく名誉あるたたかいだと思う」とのべました。
来賓の金子佳之レッドパージ反対全国連絡センター事務局長兼、神奈川県レッドパージ反対同盟代表世話人は「昨年から今年にかけ、国会請願や弁護士会への人権侵害救済の申立てなど、各地でのとりくみに目を見張るものがある。これまで組織がなかった山口、岩手、埼玉など各県で反対同盟結成の動きがはじまっている」と紹介し、参加者のたゆまぬとりくみを激励しました。
日本共産党から中田晋介県議が連帯あいさつしました。
このあと、参加者は当時、不当弾圧とたたかい、解雇後に生活を支えるために苦労を重ねた自らの体験や、今日一日も早い謝罪と補償を求める署名を広げている経験を報告し交流を深めました。 |