「しんぶん赤旗」2006/8/31
1600人のランナー夕焼けを背に走る
五島市恒例の「夕焼けマラソン」

声援を受けスタートする市民ランナー
 「日本で最後に沈む夕日を背に走りましょう」と人気の高い、太陽の島「五島列島夕やけマラソン・第二十回記念大会」(実行委員会主催)が二十六日、長崎県五島市の福江港公園をスタート・ゴールに行われ、応援の家族や市民らが会場や沿道を埋めました。

 陽が落ち始めた五時半、ハーフマラソンに挑戦した約千六百人のランナーがスタート。福江島のシンボル「鬼岳」を大きくまわる風光明媚(めいび)なコースです。無数の私設エイドや応援幕、スイカの大サービス、車イスからの懸命の応援など、途切れることのないあたたかい声に元気をもらって、思い思いの走りを楽しみました。

 中心街を回る五`コースには約三百八十人が参加。「来年はハーフを走りたい」と話す女性グループもいました。
 毎回参加している男性(60)【長崎市】は、「最初は夕日を眺めてよかったんですけど、暑くて、風がなくてたいへんでした」と苦痛のゴール。でも五分後には「次は長崎港を回るベイサイドマラソンです」とケロリとした表情でした。
 次々にゴールするランナーのそばでは、星空コンサートや五島牛の試食会が開かれ家族づれでにぎわっていました。
 五島の秋はもうすぐそこです。