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県内西海岸に大量の流木やプラスチックごみが漂着
懸念される漁業への影響
東シナ海や五島灘に大量の流木が漂流し影響が心配されていた問題で、二十一日朝までに、長崎県内の離島や西海岸に大量の流木やプラスチックごみが漂着。漁業関係者や住民、自治体が対応に追われています。
流木などが漂着した海岸線は、五島列島や平戸、長崎県西彼杵半島西部の西海市、長崎市など広範囲に及んでいます。
西海市大瀬戸町の西浜・東浜海岸や雪の浦海岸、尻久砂里浜では、数百bの砂浜一帯を流木が覆うほどのひどさ。漂着物は流木だけでなく、中国文字やハングルの大小のペットボトル、発泡スチロール、肥料袋などさまざま。人力では手に負えないほどの巨木もあります。漁師の話では「沖合いにまだ大量の流木が残っている」といいます。
同市では早朝から防災無線で住民への協力を呼びかけて職員を総動員。約百四十人が流木をまとめたり、ごみを袋につめる作業に追われ、みるみるうちに流木やゴミ袋の山ができていました。
どしゃ降りの雨の中で流木を引きずっていた住民の一人は、「中国や東南アジアの水害が原因ですかね。注射針のようなものまであった」と不安そうです。市の職員は、「流木を海岸から運び出すのには重機が必要」と話していました。
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