街づくりに大型店は不要
大型商業施設ーダイヤモンドシティー 」出店反対を申し入れ
 長崎民商と西彼民商が長与町と長崎市に

 三菱商事とイオンが提携した「ダイヤモンドシティ」は、2008年10月のオープンめざし、に長崎市に隣接した長与町に、超大型商業施設(延べ床面積14万u、駐車台数3600台)を建設しようとしています。
 これに対して、長崎民主商工会(徳永隆行会長)と西彼民主商工会(田崎武利会長)は、7月中旬長崎市と長与町に対して、出店反対を申し入れました。

 長崎市への申し入れは、長崎民商からは徳永会長、中島事務局長、西彼民商からは田崎会長と柿田事務局長の4人で行いました。
 対応した、山野進商工部次長と堺信也商業振興係長は、「今、各商工団体から要望が寄せられています。しかし、市として当時者ではないし、長与町からもなんらの相談もないので現状としては何とも言えない」、「長与町に大型店が出店すれば当然長崎市北部商店街に大きな影響がでるのは承知しています。商工業者のみなさんの要望は十分理解できます」とこたえました。

 長与町への申し入れには、県商工団体連合会の吉次実男会長、日本共産党の河野龍二町議も加わり、6人が参加しました。
 町からはM野哲夫助役、辻田壮太郎総務部長、浜野圭司企画振興部長の3人が対応しました。
 申し入れに対し、M野助役は「現在はまだ具体的な話にはなっていないので、これから各課で検討することになっている」とこたえました。これに対して、民商側は、「是非、長与町としても出店させないようにしてほしい」とあらためて強く要望しました。
(下に長崎市への要望書)



長崎市長 伊藤 一長 殿

 
ダイヤモンドシティー長崎・長与SC出店に反対する要望書

 ダイヤモンドシティ(三菱商事梶Aイオン梶jは2008年10月オープンを目処に、長崎市近隣の長与町に大型商業施設(延床面積14万u、駐車台数3,600台)を建設しようとしています。すでにマスコミ等でも明らかになり、県内中小企業4団体(県商工会連合会、県商工会議所連合会、県中小企業団体中央会、県商店街振興組合連合会)がすでに出店反対の意向を表明し、また、長崎住吉中園商店振興組合、長崎市城栄商店街振興組合、長崎市平和町商店街振興組合、昭和町連合商店会、滑石総合ショッピングセンターの5団体が出店反対署名運動を展開しています。

 私たち民主商工会もこれ以上の大型店出店には商店街の皆さんと同様に断固反対であります。規制緩和の中で大型店の目白押しの出店と長引く不況の影響で売上が減少し、長崎市内だけでなく、近隣の町も商店街・市場は廃業・倒産に追い込まれ、空き店舗だらけになっているのが現状です。
 商店街のみなさんの「これ以上の大型店はいらない」という切実な訴えは当然のことといえます。佐世保市でもイオン九州鰍ェ郊外に大型店を出店しようとしましたが光武顕市長は地元商店街、住民の反対の世論を受けて出店予定地の農業用指定を解除しないことを発表し、出店を拒否しました。
 長崎市が市内商店街・市場の活性化と地域の街づくりの観点から、これ以上の大型店の出店に反対していただくことを切に要望するものです。

【要望事項】
1.長崎市が長与町に出店計画のあるダイヤモンドシティ長崎・    長与SCに反対の意志を表明して下さい
2.今回の大型商業施設出店計画問題について長与町との協議   機関を設置するように要請してください