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長崎市でも「愛国心」通知表を是正
党市議の申し入れに回答
「国を愛する心情」など内心の問題をABCで評価する、いわゆる「愛国心通知表」を長崎市内(全七十五小学校)の三小学校でも使用する予定だったことが明らかになりました。
日本共産党長崎市議団(山本誠一団長ら五人)は二十日、同市の太田雅英教育長に対し、通知表の評価項目から「愛国心」の文言を削除するよう申し入れ、具体的対処を要求しました。市議五人と中田晋介県議が同席しました。
要請で党市議団は国会での首相答弁も紹介し、「内心の自由を定めた憲法や教育基本法の理念、市教育委員会の方針とも一致しない」と指摘。これに対し同市教委の垣内司郎学校教育部長は、「学習指導要領にのった文言をそのまま使ったことが誤解を生じた」「(先の)三校については是正措置をとる」とこたえました。
三つの小学校は、市教委の提起を受け「印刷にだしているが変更は可能」との学校も含め、是正する方向で検討に入りました。
日本共産党・津村国弘市議(文教経済)の話
平和を発信すべき被爆地長崎で「愛国心通知表」が使われていたことに驚いている。市教委は他の学校に対しても「校長会、教頭会などで誤解を生じないよう徹底したい」としており、しっかりした対応を求めていきたい。 |