「しんぶん赤旗」2006/6/1
高教組など「教育基本法、憲法九条守れ」と街頭宣伝・署名


 「『愛国心』の押し付けは戦争する国の人づくり」-。長崎県高等学校教職員組合(吉岡賢委員長・高教組)と、県私立学校教職員組合連合(黒川利敬委員長・私教連)などは三十日、長崎市浜町の鉄橋(てつばし)で、教育基本法改悪に反対する街頭宣伝・署名に取り組みました。

 教職員や、「くらしと福祉・教育を守る」国民大運動県実行委員会の代表ら約二十人が参加しました。

 マイクを握った吉岡委員長らは、「教育基本法は、戦争への反省から平和大好きの子どもを育てるため、憲法と一体でつくられました」「国家百年の重要問題なのに与党だけで密室協議を続け、国民に知られる前の強行を狙っています」と訴え。改悪反対の声を大きくと呼びかけました。
 職場帰りの市民や高校生など、「戦争準備はいや」「先生たちががんばっている、応援したい」といいながら署名に応じていました。
 国会審議中の教育基本法改悪法案は、日本共産党志位和夫委員長の『愛国心』通知表に関する質問などで問題の重大さが浮きぼりになり、法案の狙いを大々的に知らせる活動が緊急に求められています。
 高教組などでは連日、街頭宣伝や昼休みデモなど多彩な取り組みをすすめています。