|
核空母リンカーンの寄港反対を市に申し入れ
佐世保原水協と平和委員会
米原子力空母リンカーンが長崎県佐世保に二十五日から五日間寄港を予定していることで、原水爆禁止佐世保協議会(山下千秋理事長)と佐世保市平和委員会(篠崎義彦会長)の代表は二十三日、同市の光武顕市長に「原子力空母リンカーンの佐世保寄港反対についての申し入れ」を行いました。
山下氏らは、「米軍と自衛隊の軍事一体化をすすめる在日米軍再編のもとでの寄港であり、佐世保の準母港化を狙ったもの」と指摘。神奈川県と同横須賀市は「原子力空母の安全性の証明を求めている」などとのべて、市長が市民の安全を第一義的に守る立場で同空母の寄港に反対するよう求めました。
応対した同市の野口日朗助役は、「二十四日に市長が上京し、事件・事故防止と港湾内の安全航行を申し入れる」と答えました。「原子力艦船の安全性は保証されておらず、確認を求めるべきだ」との要求には答えませんでした。
佐世保原水協と市平和委員会では、宣伝カーなどを連日だし、街頭宣伝やビラを配り寄港反対を訴えています。二十五日には入港を確認できる同市野崎町で早朝八時ごろから抗議行動をおこないます。 |