原水禁大会世界大会成功へ総会と学習会


 「昨年を質的にも量的にも上回る世界大会にしたい」|。原水爆禁止二〇〇六年世界大会の成功むけて二十五日、長崎市で世界大会県実行委員会総会が開かれ、参加する諸団体の代表や個人四十数人が参加しました。

 これに先立ち同実行委員会の大橋裕代表委員が、「積極的に意見を出し合って今年の大会成功を」とあいさつ。原水爆禁止日本協議会の高草木博事務局長が、今年の大会を「前進と希望、連帯の大会に」と題して講演しました。

 高草木氏は、かつて核兵器廃絶のコンセンサスをつくった「アピール署名」運動に学び、「NPT(核拡散防止条約)をめぐる動きがどうあれ、新しい『すみやかな核兵器廃絶のために』署名の力で国連自身のイニシアティブによる核兵器廃絶の道を追求しよう」と、新署名を提起した意義を強調しました。米軍基地移転問題や憲法改悪などをめぐる国民の変化に目をむけ、「昨年を質的にも量的にも上回る世界大会に」と積極的な取り組みを呼びかけました。

 同氏は、「青年の参加や、訪問・対話による地域での署名・募金をとくに重視し、原爆症認定訴訟勝利の取り組みとも結んだ運動を」と、被爆地長崎の活動に期待を寄せました。

 総会では、すべての地域・職場からの長崎大会代表派遣や、六月二十九日からの国民平和大行進(幹線コース)の準備、目標十万人の「すみやか」署名(秋の国連総会までに)推進など、当面の方針を決めました。

「しんぶん赤旗」2006/4/28