県労連が労働相談
賃金未払いや長時間労働などの訴え
「元気で働き続けるために」と、長崎県労働組合総連合(県労連)・労働相談センターは六日、「春のいっせい労働相談」を始めました。八日までの三日間、労働問題での困りごとや悩みごと相談を受け付けています。 全労連の全国いっせい「労働相談」に呼応して開設したもの。「友人から紹介された」などと、電話や訪問による相談ごとが寄せられました。
製造業で働く男性からは、「帰宅は毎晩十時、休日もこの半年に一日しかなく、同僚も体調が悪いといいながら出勤している。何とかならないか」と長時間労働を訴える相談。
「退職後も『引継ぎがある』と呼び出され、一ヵ月も働かされた」(女性)「会社が倒産し、一ヵ月半分の給料をもらっていない。予告手当てもなかった」などの訴えもありました。
同相談センターの大塚孝裕所長は、最近の相談の特徴について「倒産など、退職による賃金未払いや、『福祉』の名による老人保健施設の深刻な長時間労働の相談が多い」と話しています。
県労連相談センターは相談無料、秘密厳守。「本人といっしょに解決の努力をします」と積極的な相談を呼びかけ。フリーダイヤルは0120・378・060、または県労連095・828・6176まで。午前十時から午後六時まで、専門の相談員が待機しています。
「しんぶん赤旗」2006/4/7