憲法改悪反対連絡会が街頭で「シール投票」
九条改憲反対が88.5%
憲法改悪反対ながさき連絡会が、長崎市浜町の大丸前で定期的に行っている「あなたは憲法九条を変えることに賛成?反対?」のシール投票に、高校生や若者たちが強い関心を寄せ評判です。
三月第一回目となった十日の行動には十五人が参加。学生ら三人が「シール投票はビラ配りと違って、みんなが寄ってくる。すばらしい活動ですね」と加わり、積極的に通行人にシールを渡していました。
通りかかった二十歳前後の若者の集団は、投票ボードの前で「『変える』ってどういう意味ですか」などと質問しながら、「やっぱりこっちだ」とそれぞれ自分の意思で「変えない」に投票しました。
女子高校生の二人連れは、「おばあちゃんが被爆者」「戦争はしてはいけない」と笑顔で投票。そばで様子をみていた女性は、「私も投票します。親せきが原爆の犠牲になったし、ガンで亡くなった被爆者をいっぱい知っていますから」と、楽しい投票に感心していました。
一時間の行動で「憲法は変えない」が百九十二票(88.5%)、「変える」十三票、「分からない」十二票でした。
連絡会の大塚孝裕事務局長の話
多くの人が投票ボードの前で立ち止まります。そのとき「憲法を変えたがいいのかどうか、数年後には国民投票になるかもしれません。いまから考えておくことが大事です。いまのあなたの素直な考えを表してください」と話すと、だれでも「大事なことですね」と答えてくれます。シール投票が、自ら憲法を考えるきっかけになっています。