改憲反対連絡会が映画「日本国憲法」上映会、「県九条の会がブックレット発刊など活発に


 被爆地長崎では「九条守れ」の声が着実に広がり初めています。
 
 十四日には、憲法改悪反対ながさき連絡会による、映画「日本国憲法」の上映会が開かれました。
 映画は、憲法づくりにかかわったベアテ・シロタ・ゴードンさんや、元米海兵隊員など、内外の著名人や専門家の声を紹介して日本国憲法の世界史的意義を浮きぼりにするもの。
 「九条こそ世界に対する日本の謝罪、九条放棄は謝罪の放棄」「憲法改定は、日本の国内問題でなく国際問題。特にアジアの大問題」「日本は軍事基地帝国、米国は軍事力で外交する国」など、珠玉の一言一言が日本国憲法の値打ちや重さを評し、見る人に感動を与えていました。

 同連絡会では月二回の街頭シール投票にも取り組み、今後さらに街頭宣伝や国民投票法案学習に積極的に取り組むことにしています。

 「県九条の会」は、自民党新憲法草案を批判的に検討した昨年十一月の講演会を冊子にし、ブックレット第二弾「平和憲法を守ろう|講演会の記録」(五百円)を発刊しました。

 安全保障問題の第一人者である土山秀夫・元長崎大学学長(県九条の会代表)と法律の専門家である中村尚達弁護士(元県弁護士会会長)の講演を収録。自民党草案と現行憲法の対照表も付いています。事務局では、学習テキストなど積極的活用を呼びかけています。

 地域の「九条の会」も活発です。原爆爆心地周辺の「うらかみ憲法九条の会」は、三月十一日に高見三明・カトリック長崎大司教(県九条の会呼びかけ人)の講演会を開きます。「城山九条の会」は映画会を十八日に開き、「中央地区九条の会」は文集づくりをすすめています。

「しんぶん赤旗」2006/2/17