「大型店舗進出認めないで」と、市民の会が市長に要望書-佐世保市−
写真は同じ佐世保市のジャスコ大塔店
株式会社イオン九州が長崎県佐世保市の相浦(あいのうら)地区に、超大型店舗(ジャスコ)の出店を計画していることで、「大型店舗の進出を考える佐世保市民の会」の代表七人は八日、同市の光武顕市長に対し、進出を認めないように求める「要望書」を提出しました。
「要望書」は、大型店舗の進出が@新たな雇用にはつながらない A車の大渋滞を招き、生活に支障をきたす B水田がなくなることで大雨時の浸水が心配 C文教地区のど真ん中であり、子どもの安全が脅かされる−など十一項目にわたって詳細に進出反対の理由をのべています。
「市民の会」は二ヵ月間にわたって計画予定地周辺(相浦、日野、大野地域)にチラシを配り、「進出反対」署名を集めて市民の声を聞き意見をまとめました。
同市役所には、市民から四千通もの意見が寄せられており、大型店進出で「まち」の崩壊を招いた他都市の反省を活かし、将来を見据えた判断が求められています。