2009/9/27「しんぶん赤旗」
注目集める提案型質問 
長崎県議会の堀江県議


 長崎県議会予算特別委員会で16日、日本共産党の堀江ひとみ県議がおこなった提案型の質問が注目を集めています。

 堀江県議は、10分間の総括質疑で橋梁ライトアップ事業(県内12の橋を5年間でライトアップ。今回2億円、総額10億円)について質問。

 @大島大橋(西海市)の無料化。大崎高校への自転車通学は40万円あれば生徒の通行料負担をなくすことができる。
 A公立高校遠距離通学費補助。県が3分の1補助しているが、1億600万円あれば遠距離通学の全生徒の負担をなくすことができる。
B乳幼児医療費助成。1億円あれば長崎市への補助率カットを復元できる―など提起しました。

 これに対し、金子知事は通学費の負担軽減について「検討したい」と答弁。事業目的も「観光客の増加交流」ではなく「交通安全確保」のためのライトアップ事業と変更され、今後の対象橋梁は地域の要望も踏まえ決定することとなりました。

 5人の議員がライトアップ事業について質問しましたが、堀江県議の提案型の質問に県職員やマスコミ関係者から「納得できる」と反響がありました。

 堀江県議は、「県民の声が行政を動かしたと言えます。提案型質疑を今後に生かしたい」と語っています。