12月議会 文教委員会 12月9日〜10日
高校生の採用内定取り消し

【堀江議員】
 高校生の採用内定の取り消しの問題で質問します。
 
 教育長の説明の時には、12月3日現在で公私立合わせて12名という数を言われたんですが、その後、現在数字の上では変わっておりますか。

【宮崎高校教育課長】
 数字の上では変わっておりません。

【堀江議員】
 取り消しをされた雇用主というのはこれは県内の企業ですか。

【宮崎高校教育課長】
 県内もあれば、県外もあるということで把握をしております。

【堀江議員】
 その中に今回、一般質問でも問題になりましたキヤノンの長崎・波佐見工場ですか、ここの部分は入ってますか。

【宮崎高校教育課長】
 キヤノンは入っていないと認識をしております。

【堀江議員】
 そうしますと、本会議場で知事が答弁をした、キヤノンの長崎工場については影響がないという認識はそのまま持っていいんでしょうか。

【宮崎高校教育課長】
 私ども調査の結果、高校生に関しましては、その辺は大丈夫であると報告を受けております。

【堀江議員】
 県民の皆さんから寄せられる疑問の中で、全国でいろんなところでこうしたリストラがある中で非常に不安な声が上がっています。文教委員会の範囲ですので、高校生については変わらないという答弁ですが、そこでお尋ねいたします。

 高校生に対する今12名の内定取り消しということですけれども、具体的な対応、それから、これから就職して頑張ろうと言っている高校生に対する対策といいますか、その点について教えていただきたいと思います。

【宮崎高校教育課長】
 12名の内訳が、実は県立学校が6名で、私立が6名ということで私ども把握をしております。

 特に、県立学校の立場で申し上げますと、私どもも県立学校の状況把握には努めておりまして、採用内定取り消しがあった場合は、速やかに関係機関に連絡をしまして、情報収集をする体制もいち早くとっておるところでございます。今、新しい情報といたしましては、6名の子どもたちは今、再就職の、いわゆる再試験の準備を学校の指導のもとに行っていると。そのうちの5名は今その準備に取りかかっているという報告を受けておるところでございます。

【堀江議員】
 これからもう12月の中旬に入ろうかという時期に、改めて就職のための採用試験といいますか、それを受けてくれるところがあるということですかね。

 もう1人残りますよね。その学生への対応というのはどうなのか、そのことも明らかにできれば答弁してください。

【宮崎高校教育課長】
  1名の者に関しましては、本人の都合等もございましょうし、それに合わせて、またこれから来るところも県内あると聞いております。そういうもとで待っているんじゃないかなと推測しますけれども、いずれにしましても、こういう場合には学校の担当者がいろんなフォローをしまして、いろいろな情報収集にも駆けめぐっておりますし、その子に対応できることがあればちゃんと対応していきたいということで今やっておると報告を受けております。

【堀江議員】
 ちなみに、今回は12名という生徒が内定取り消しになりましたけれども、過去、昨年、それから前々年、2年前とか、そういう意味では内定取り消しという状態はどうだったんですか。わかれば、この機会に教えてください。

【宮崎高校教育課長】
 今までは、私どもとしても何かあれば報告をするということできておりますので、実はそういう報告は受けておりません。

【堀江議員】
 そうしますと、雇用情勢の反映が、新卒の高校生にもいかに今年厳しいか、風当たりの強い状況かということは、今の答弁でも理解をいたしました。

 教育長説明がありましたように、日ごろ本当にご苦労されているかと思いますが、ぜひ最善の努力をされて、就職を希望する子どもたちが就職ができますように努力していただきたいということをこの機会に申し上げておきたいと思います。