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【堀江県議】
107号議案にかかわって32ページの「子ども一人ひとりに目が行き届く教育体制の整備」の中で目標とする指標について、質問をいたします。
「主な取組」が、少人数学級の編制の実施であるならば、私は「目標とする指標」は実施率であるべきだと思っております。ここの「目標とする指標」は、特定の学年の保護者の感想に頼るということになっておりますが、そうでありますと、教育委員会の主体性もなければ客観性もないというふうに思っております。
それとあわせて、少人数学級の実施は、これはもうないんですか。この計画は向こう5年間の計画なんですが、今4学年、小中学校合わせて少人数学級をしておりますけれども、今後5年間の間には、少人数学級を実施する考えはないのか、二つお尋ねします。
【池田義務教育課人事管理監】
先ほどは「目標とする指標」についてのお尋ねでございましたけれども、この指標については保護者の意見等をもとにした項目を入れておりますけれども、これ以外にも子どもたちのこの制度に対する意見であるとか、あるいは当然教師がどういうふうにそれをとらえているかということについてもアンケートをいたしております。
一応、その中で特に保護者がどういうふうにそれをとらえているかということをこの一つの指標として上げさせていただいております。
それから、少人数学級編制の今後の動向についてでございますが、ご承知かと思いますが、少人数学級編制につきましては、国からの少人数加配定数を弾力的に振りかえまして、少人数学級編制へと活用いたしております。
具体的に申しますと、加配を少人数学級編制に使うもの、もう一つは少人数指導、いわゆる習熟度であるとか、ティーム・ティーチングであるとか、そういった指導を行うための加配要員という形で活用させていただいております。
ですから、一応国の加配を使っているという状況もございますし、あるいは少人数指導についてのご要望も現場から非常に強いものがございますので、その辺はご要望等を踏まえながら研究してまいりたいというふうに考えております。
【堀江県議】
主な目標とする指標は、実施率であるべきではないかと質問をさせていただいておりますが、そのことについてはどういう見解をお持ちですか。あくまでも保護者や子どもたちの感想を指標とするんですか。
【池田義務教育課人事管理監】
失礼いたしました。実施率については当然個人的には100%になれば、それが一番いいとは思うんですが、ただ、先ほど申しましたように、あくまでも国の加配定数を使った中でのものでございますので、今後、この加配定数についてもさらに増えるかどうか、あるいは減じられる場合も想定されますので、現時点ではそれを指標に上げるということは難しいのではないかと考えております。
【堀江県議】
平たく言えば、長崎県としては少人数学級を今の4学年から広げる考えはないという答弁ですよね。
全国で少人数学級をやっているところは、長野県とか国が加配の定数を配置しなくてもやっているじゃないですか。
私が言うのは、やはり少人数学級編制を実施という項目を上げるのであれば、今後5年間どんなふうに少人数学級を実施するのか、そういうのを上げてこそ計画ではないかというふうに思うんです。 |
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