「しんぶん赤旗」2008/8/2
県議会
がん条例を可決
 会派越え全議員提案


 長崎県議会最終日の二十五日、「長崎県がん対策推進条例」(がん条例)が可決されました。

 条例は、がん対策を県民とともに推進することを目的として、一人でも多くの県民の命をがんから救おうとつくられたものです。
 県がん対策推進計画を後押しする役割を持ちます。九州では初めての条例です。

 長崎県議会初の議員提案による政策条例です。議長を除く四十五議員が提案者となっています。

 当初、日本共産党の堀江ひとみ県議など女性議員が中心となり、昨年十二月より制定へ向け会合を重ねてきました。担当課などとも協議をおこない、条例案を検討。各議員から質問が寄せられるなかで今回の全議員提案となったものです。

 堀江県議は、「十二分の一の議案提案権を活用して、議員が提案する。県議会では一人会派。議案提案権の活用は困難と思っていました。今回のことは、県民の役に立つことは会派を超えて活用できるということの証明になりました」と話しています。