「しんぶん赤旗」2008/3/23
予算は県民生活犠牲
堀江県議が反対討論


 長崎県議会は、〇八年度一般会計予算などを採択し、十九日閉会しました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議は、予算案は、諫早湾干拓事業や九州新幹線西九州ルートなど無駄な公共事業に税金をつぎ込みながら県民の福祉、医療、教育予算は削減、県民生活を犠牲にするものだと批判。

 「子どもたちのわずかな予算を削らなければならないほど財政難の長崎県が、なぜ、莫大な予算を使う新幹線建設を進めるのか。諫早湾干拓農地に知事の家族が入植していると報道されている。このような予算編成は認められない」と反対討論しました。

 沖縄の少女暴行事件に関し、「米軍人による悪質な犯罪が相次ぎ、極めて憂慮すべき事態。佐世保基地でも事故等が多数発生し、県民に多大な不安を与えている」として、綱紀粛正と実効性のある再発防止策の徹底を求める抗議の決議が上げられました。

 また、政務調査費の領収書添付を義務付ける、条例の改正案が採択されました。堀江県議は当初から領収書添付を求めていました。

 新幹線の建設中止を求める請願、乳幼児医療費助成制度に対する県補助率の堅持を求める請願は不採択となり、教育振興基本計画は継続審議となりました。