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「しんぶん赤旗」2007/12/21
長崎県議会
銃規制強化と原油高騰対策求める意見書


 長崎県議会は、最終日の十九日、銃器などの規制強化を求める意見書、原油高騰に伴う緊急対策を求める意見書などを可決しました。

 銃規制の意見書は、十四日佐世保市で起きた銃乱射事件を受けて出されたものです。

 意見書は、合法的に所持を許可された銃器が凶悪事件に使用されたことで、規制のあり方に疑問を持たざるを得ないとして、銃所持の許可・更新の基準や保管等の取締の厳格化、同一人所有の制限など銃刀法はじめ関係法令を見直し、効果的な管理手法・制度を構築することを求めています。

 金子原二郎知事は、伊藤一長前市長銃撃事件に続き、今回の事件に憤りを覚えると述べ、事件が長崎県に与える影響は大きく、一日も早く県民の不安を取り除き、安心安全のまちづくりに取り組みたい、と述べました。

 原油高騰に関する意見書は、長崎県は、わが国西端の地理的要因と多くの離島を有することからガソリンの全国一の高値が続いていると述べ、原油の高騰があらゆる分野で多大な影響を及ぼしており、地域格差を生じさせているとして、国に対し、価格の適正化や安定供給、離島地域の価格差の是正、中小企業等への対策など五項目を要望しています。

 日本共産党長崎県委員会は今月三日、県に対し、石油高騰の対策をとるよう申し入れていました。