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小学校長による給食費流用問題 
 白熱の文教委員会での論戦(下)

               06.9.28 県議会文教委員会 県議 中田晋介                           

〔質問−中田晋介県議〕
 そんな9年を残して職を辞することが重いことだなんて市教委に確認しましたか。自分が思っただけでしょう。県教育委員会といたしましては、と書いてあるじゃありませんか。
 市教委の最終判断が退職内申だ、と繰り返し言うけれども、そうではない。
 校長の退職の5日前の3月27日に、市教委 から「処分はどうしたのか」と問われとるんですよ。
 それに対する答えが、定年まで9年を残して職を辞するのは重いから、退職願を受理したんだと、県教委が市教委に答えとるんですよ。
 あなたが、県教育長名で答えとるじゃないですか。その文書をよく見ながら言ってくださいよ。いままで本会議で言ってきた ことと正反対です。

  市教委の最終判断は「処分はどうしたのか」と言うてきたことじゃありませんか。


〔答弁−宮野義務教育課長〕

 私どもは、たしかに任命権者でございますが、任命権を行使するにあたりま
しては市町村教育委員会の内申を待って行うことと、法令で定めてございます。
 私どもはかねてから、市 町村教育委員会に対しましては、退職願をただ受け取り事務的にそのまま県教委に内申するのではなく、本人の最終的な意志確認を行うなど、慎重な手続きのうえ提出していただきたいということをかねがね指
導しております。
 今回におきましても本人の退職願だけではなく、市のきちんとした退職内申という教育
長の公印をついた文書であげてございます。
 これは私どもは市としての最終の判断と認識するしかないと思っとります。


〔質問−中田晋介県議〕
 ほんとに課長はわからんことを言いますね。そういうことを何にも確認しなかったことが本
県教育行政のありようが問われる遺憾な事態と言われとるんじゃありませんか。  監査委員の意見でこれだけ言われても、まだ自分に都合のいいようにばっかり言って、素直に受け取ろうとしないんですか。

教育長は、6月県議会本会議の一般質問の答弁で次のように答えています。
「県教育委員会は、次の二つの理由によりまして退職内申を受け入れまして、所要の手続きを行っております。まず、一つには、処分内申の後、3月9日に提出された退職内申が、給食業務の管理監督者であり、教職員の服務監督権を有する長崎市教育委員会の最終的な判断というふうに重く受け止めたこと」と第一にあげ、そのほかにもうひとつ、校長の現勤務校留め置きがなされなかったことをあげています。

 教育長は、市教委の退職内申を最終判断として重く受け止めたのが普通退職とした大きな理由、と答えたそのあとにつづく答弁では「市教委の方で調査を十分にすることが大事だった」「給食費にかかわる問題でございますので、まず第一義的には市教委に責任がございます」とまで言っていました。
 これが、みんなウソだったじゃありませんか。県教委が、定年まで9年を残して出された校長の退職願を重く受け止めて受理した。市教委とは協議も何もせずに県教委が決めた。市教委には何の責任もないじゃありませんか。
 それを市教委に責任をなすりつけて、自らの普通退職発令は遺憾な事態といわれているのに責任を取
ろうとしない。
 本会議答弁と4月7日の教育長名の文書とは正反対じゃありませんか。まったく違うじゃ ありませんか。どう説明するんですか。


〔答弁−横田教育長〕

 私はやはり当時の3月6日から15日の流れのなかで、判断された事項でございま

すが、私としましては、市教委の退職の内申を重く受けとめて退職処理をしたということでございますけれども、処分ができなかったことについては、確たる証拠がなかったので確認ができず、当時としては処分ができなかった、という二つのことを本会議でも説明をしたところでございます。

〔質問−中田晋介県議〕

  全然かみあった答弁にならんですね。私が言っとるのは、教育長は二重三重に県議会をだましたことになると言っとるのですよ。
 市教委にたいしては、9年を残して出された退職願を重く受け止めたから普通退職にしたと文書回答しながら、県議会には、退職内申が市教委の最終判断と重く受け止めたから普通退職にした、市教委の責任だ、と説明する。
 まったく違うじゃありませんか。

そして、退職内申が市教委の最終判断として重く見たというが、実は、校長の退職前に市教委から処分はどうしたと異議申し立てがあって、退職内申は市教委の最終判断ではないと、県教委にはわかっていたじゃありませんか。
これがわからなかったんですか。


〔答弁−宮野義務教育課長〕
 3月27日の市教委からの文書につきましては、人事内容が含まれていると
いうことで、従来定期異動にかかわるこういう文書についてはなじまないということで、3月29日に次のように、当時の人事管理監のほうから市の部長に口頭でございましたが回答しております。

 読み上げさせていただきます。「当該校長の人事異動の取扱いにつきましては、貴教育委員会から平成18年3月3日付け17長教務第748号で、教職員の人事について内申があり、その後平成18年3月9日付け長教務第642号で、当該校長の退職内申をいただきました。こうした経緯から、貴教育委員会におかれては、当該校長が自ら職を辞するということを重く受けとめ、最終的な判断として退職内申を行われたものと受けとめております。県教育委員会といたしましては、貴教育委員会のこうした判断や上記人事内申を踏まえ、当該校長から提出された退職願を受理し、人事発令を行ったところです。」


〔質問−中田晋介県議〕
 県の教育委員会は分裂しとるんですか。
 県教育長が4月7日に出した回答の内容について私
が聞いとったら、これと違う口頭回答をしたと課長が言って、いかにもそっちが正しそうにいうんですか。
 口の先でどんなことを言ったかわかりませんよ。なんにも残ってないんですから。
 だから市教委も口頭回答があったけれども、口頭では困る、文書回答をください、と3月31日に文書を出して、4月7日に教育長名でもらった文書回答がこれです、と言っとるんです。
 それをなにか、文書回答を否定するような人事管理監の口頭回答なるものをなんで持ち出すんですか。
 2、3日のうちにそんなに言うことが変わるんですか。なにを考えとるんですか。私は教育長に自分の名前でだした内容について聞いとるんです。課長が答えるから混乱する。教育長答えてください。(教育長答弁に立たず)

 だいたい、全部わかっているのに、市教委の調査がたらんとか、市の教育委員会の判断を尊重したとか第一義的に市教委の責任とか、なんていうのは本当にこれは卑劣な答弁ですよ。
 しかも、ひとつひとつ違う。議会で答弁したことと、口で言ったことと、文書で言ったことがみな違う。
 そこにまた違う人事管理監の口頭回答まで持ち出して何とかしようとする。
 そんなことが通りますか。だからこそ、市教委は口頭じゃ困る、文書にしてくださいといって、文書回答が出たんじゃありませんか。
 なんであなた方そう違うんですか。
 我々をだまし、市教委をだましとるじゃありませんか。
 そんなことじゃいかんですよ。
 教育長が書いた文書回答と県議会答弁が違うなら、答弁を訂正して議会に陳謝しなければなりませんよそれをハッキリしてください。 

〔答弁−横田教育長〕

 文書回答は、やはり市の内申を重く見たことにほかならないと、私は今も思ってお
ります。そういう内容を書いているものでございます。


〔質問−中田晋介県議〕

 全然答えになってません。県教委は「校長が定年まで9年を残して自ら職を辞するということを重く受け止め退職願を受理した」と普通退職にした県教委の立場を正当化しようとしていますが、そんな事ではすまない校長の犯罪の重大さが、市が提出した証拠資料で裏付けられ明確に判明しています。
 6月県議会の本会議と文教委員会で追及されて、県教委が市教委に初めて文書で、校長の給食費流用解明のための項目と資料を具体的に求めました。
 それに応えて市教委が7月28日付けと8月25日付けと9月21日の3回、証拠の資料をふくめて138ペ−ジの回答を県教委に提出しています。
 私はこれを見まして、市教委に行ってその内容をくわしく確認して、校長が供述した給食費並びに育友会費の私費
流用は裏付けられたと確信いたしました。

▼市教委の報告は、当該校長が供述書で述べた給食費等を流用した期日と金額が列記してあります。

また、それに照応する郵便貯金の払い出し状況を証明する福岡貯金事務センタ−の調書があります。
▼また、校長の請求で担当者が給食費から現金を校長に支払った記載のある給食費出納簿があります。

 そこで質問いたしますが、この市教委報告に記載されている校長本人が供述書で述べた給食費および育友会費の流用は、何回で、金額はいくらと報告されていますか。


〔答弁−宮野義務教育課長〕

 市教委の提出された文書につきましては、監査委員会の方に提出したところ
でございます。監査委員の意見にもございますが、7月28日付、8月25日付で市教委から提出された資料においても、不明朗な金銭の動きは認められるものの、元校長が行なったとされる不正行為の実態やその金額の特定は未だ明確にされていない。
 すなわち、いくつかの書類が提出されたものの、その全容がまだ解明されていない、そこで最後に、本事案については引き続き事実確認を行うように、という意見が付いたと認識しております。
 そういう面では特定できておりません。


〔質問−中田晋介県議〕

 特定できておりませんと言いますけれど、供述書が3回書き直されておりますが、いちば
ん最後の3月7日のが出とるはずですよ。それにちゃんと流用の期日と金額があるじゃありませんか。

 私が計算してみたら、13回194万1千円です。校長が流用したといっとるんです。では、校長の供述と、郵便貯金調書の引出し期日と金額が一致したのは何回と金額はいくらですか。


〔答弁−宮野義務教育課長〕
 先程も申しあげておりますが、当該校長から提出された供述書は3通ございます。
〔中田〕いちばんあとのが正です。
〔課長〕それぞれにつきまして供述された金額が違う。そして供
述した内容も違うのでございます。
 私どもは、供述書、給食出納簿、預金通帳等々横にならべて精査いたしましたが、すべてが合わない、という状況でございます。


〔質問−中田晋介県議〕
 私は、市教委が出した報告で、いちばん最後の供述書と、それらの証拠書類がどうなってい
るかを見ました。校長の供述と郵便貯金の使途不明の引き出しの期日と金額が合致したものが、私の計算では4回62万円が、ピッタリ合致しました。すぐわかるじゃありませんか。

 校長の供述と、学校給食出納簿の「校長への返金」あるいは単に「返金」と書いて支出された記載が合致したものは、私の計算では4回19万円が合致しました。

 つぎに、育友会から虚偽の理由を言って借りだし私費に流用した金額が26万6千円で、これも郵便貯金通帳の引き出し記載と期日、金額とも合致しています。

 こうして、校長が私費に流用したという供述の期日・金額と、証拠書類に記載された期日・金額がピッタリ合致したものだけで、9回107万6千円にのぼっています。これは照らし合わせればすぐ出る数字じゃありませんか。

 このほか、本人の供述で4月に46万円流用と記載されているものが、郵便貯金通帳では4月から5月にかけて3回で47万円引き出されている。
 5月に29万円流用と記載されているものが、郵便貯金通帳では5月から6月にかけて2回で29万6千円引き出されているなど、ピッタリ合致ではないが、供述と対応しているものが、2回76万6千円あります。

 これら、合致したものと対応したものを合計すると11回184万2千円で、供述内容の大部分が裏付けられます。市教委はこれで証明は十分じゃないかと言っています。まだ何が不足なんですか。


〔答弁−宮野義務教育課長〕
 3月6日付けで処分内申を出してきたわけですが、当時校長の供述書はあり
ましたが、議員おっしゃったような預金通帳の写しもございませんでしたし、給食出納簿の写しもまった く添付されておりませんでした。
 供述書も3月2日、6日、7日と出されるたびに数字が変わり記述が変わり、きちんと裏付ける資料がないために、非常に判断に苦しんだところでございます。
 いま思えば、当時、市教委に出納簿などがあったのならば、それも出していただきたかったと思っております。

 いま出納簿も二つあがっておりますが、どちらが正ですかときいても、市教委はどちらも正であるという、私たちとしては理解しがたい返答が戻っております。
 また私どもも、今回、徴収額とか流用額を確定するために市教委のほうに問い合わせを出しましたが、長崎市の方からは、県教委の方に資料を提出してるので、そちらで計算願いたいという返事をいただいております。
 しかしながら、コピ−のなかには、薄いのがあり特定できない部分が数多くあったものですから、依頼したわけでございますが、そういう状況でございます。

〔質問−中田晋介県議〕

  私は、供述と証拠書類がピッタリ合致した9回107万6千円というのは、市教委がいうように本人の供述どおりの流用だと思います。
 あとの少しずれているのは、本人が供述書を書くとき、期日がわからなかったのでしょう。
 4月ごろ5月ごろというのが5月6月にまたがっておりますが、使途不明の引き出した金額がほぼ一致しているのは間違いない。
 全部あわせると11回184万2千円です。

 しかし、これは一回でも子どもたちから集めた給食費を、供述書で言うように、自分の借金払いに使ったというんですから、ただ一件でも重大な犯罪ですよ。
 こんな、県教育委員会としましては、校長が定年まで9年を残して自ら職を辞するというのが重いから、普通退職にした。
 処分の意味合いを持たせた、というそんなことですむような犯罪じゃないんです。私は、この4月7日付の県教育長名の文書は撤回しなきゃいかん重大な誤りだと思います。文書が残っとるんですから。
 ここで私が、不思議でならないのは、6月議会のあと県教委が、市教委に書類による質問を繰り返して沢山の報告や資料を受け取りながら、書類のやりとりだけで、膝を突き合わせての協議をただの一度もしていないことです。
 この問題で任免権をもつ主役は県教委なんです。処分内申が出たら、検討してどうするか決める責任は県教委にあるんです。
 どうして、これだけ裏付けの得られる資料が出て、私が見ただけでも184万円も合致するのに、そういう資料を一緒に調べて校長の犯罪を明らかにしようという共同の取り組みをなんで一度もしないんですか。
 質問のなかには、顔を合わせて「これはどういうことですか」と聞けばいっぺんでわかるようなことを何度も何度も文書で出しては回答を求めて、時間ばかりが浪費されて、すでに3ヵ月経っても、県教委が「まだ分からない」「まだ不足だ」といっているのが、まったく異常に見えます。
 そして、県教委の質問のなかで「市教委は本件をなぜもっと早く問題にしなかったのか」などと、しつこく追及している質問を見ると、これが校長の犯罪の解明とどんな関係があるのか、市教委のあら捜しをやってるのじゃないか、という印象を強く持ちます。
 仇同志でもあるまいに、歩いて10分の近くにある県教委と市教委がなぜ、一緒に資料を持ち寄って協力して事実を解明しようとしないのですか。そうすればもっと早く真相が解明できるではありませんか。
 なにか同席して事実解明の協力をしてはいけないという法律でもあるんですか。
 監査委員の意見は「今後は、本県教育行政に対する信頼を損ねることのないよう、県教委は市教委と相互に連携を深めつつ教育行政の推進にあたられたい」と言っているではありませんか。
 こんな大事な校長の犯罪を解明するという問題で、県教委が連携を深めるどころか、3ヵ月間、文書のやりとりだけで、一度の協議もしないというのでは、本県教育行政に対する県民の信頼を一層損ねるんではありませんか。
 早急に改めるべきではありませんか。

〔答弁−宮野義務教育課長〕
 7月28日に、かなり分厚い資料を市教委からいただきました。私どものほ
うで手交さしていただきましたが、後日調査しましょうということで対応したところでございます。
 8月2日に、さらに調査と資料の提出を市教委の関係課長のほうにお願いしましたが、長崎市教委からは県教育委員会に出向く必要なしの回答をいただいたところでございます。
 そこであらためて8月11日に私どもの課員が市教委に出向いて、再調査と資料の提出をお願いした経緯がございます。
 私どもとしては、精一杯努力をしているつもりでございますが、なかなか意に添わないところが現実でございます。
 その点が監査委員の意見のなかに、県教委と市教委の連携の問題と今後の連携強化の意見ではないか、と思っています。
 それを受けまして、私どもはどうしても給食の管理者であり服務管理者である市教委の協力が必要であるということで、その協力を得ながら事実解明に努めようとしているところでございます。

〔質問−中田晋介県議〕

 市教委が怒るはずですよ。
 教育長は自分の名前で「県教育委員会といたしましては、9年
を残した校長の退職願を重く受けとめて普通退職にしました」と文書で回答しながら、6月の県議会では「市教委の退職内申を最終判断として、われわれは普通退職にしたんだ」と市教委のせいにして「第一義的責任は市教委にある。調査不十分なのは困る」などと、調査の最中に普通退職にした自分の責任は棚にあげて、全部市教委の責任にする。
 不信をかうのは当然です。
 やっぱり、そのへんから改めて、県議会に対しても訂正して陳謝をする。市教委に対しても訂正して陳謝をする。そうしていかなければ、大きな不信をかって直せません。  そのうえ、この質問はなんですか。「なんでもっと早く問題にしなかったか」とは。市はわかった時点ですぐ言ってきとるじゃありませんか。一件でも二件でもこれが証拠だといって添えて出しとるじゃありませんか。

 さらに、監査委員の意見は「本事案について引き続き事実確認を行い、その結果によっては、関係者と法的手段を含む対応について協議のうえ適切に措置されるよう望むものである」としています。
 これは、県教委が校長の犯罪の事実確認をして、法的手段が取れるようにすべきだ、ということです。
 関係者と協議の上というのは、市教委や弁護士と相談して、校長の供述の一つでも二つでも証拠の裏付けが得られれば法的手段がとれます。
 そして裁判で禁固以上の刑に処せられれば退職金は払い戻しをさせることができます。

 校長が子どもたちから集めた給食費や育友会費を、自分の借金返済に流用したと白状しながら、何の処分も受けず、県民の税金から退職金まで受け取っている状態が放置されている。
 これを放置せず、犯した罪にふさわしく罰せられたうえ、県民の税金から支払われた退職金も取り返す、それが監査委員の意見がいう適切な措置であり、県教委はうやむやにせず そこまでキチンとする責任を負っています。
 そして「定年まで9年をのこして出された退職願を重く受け止める」などとして普通退職を認める誤った対応を3月にし、市教委の異議申し立てがきとるのに、3月31日付で普通退職にして、まさに校長の犯罪を隠して、退職金まで払い、県民の信頼を大きくそこなった当時の立石教育長はじめ県教委関係者の責任は重大です。
 しかし、それはひとつも明らかになっていない。
 ひとことの陳謝もない。解明が遅れてすみませんというだけじゃありませんか。
 根本のところについては一言もない。
 普通退職が、県教委の意志ですすめられたのに、あたかも市教委の意志であったかのように、県議会にウソの報告をしてきた責任を明らかにして、厳重な対処がなければ、とても本県教育行政をまかせることはできません。
 県民の信頼の回復は望めません。
 この点教育長の責任できちんとすべきではありませんか。
 出所進退まで含めて、立石前教育長まで含めて、きちんとすべきではありませんか。

〔答弁−横田教育長〕
 この間、監査委員のご指摘また住民訴訟まで提起されたということにつきましては
私どもは県民に対して、教育行政の信頼を損ねたことにつきましては重く受けとめまして、事実の解明に 今後とも引き続き一生懸命取り組んでまいりたいと思っております。

〔質問−中田晋介県議〕

 以上、繰り返し明らかにしてきたように、今回の問題の根本は、県教委の対応に大きな問題がある。
 いまそれが住民訴訟によって司法の場で取り上げられようとしている。当然、県議会としてもこの校長の犯罪を解明して、適切な措置がとられるようにしていく責任が私たちにもあります。
 また、こ れだけの事態を引き起こしながら、その根本がわからない県教育委員会の責任を明らかにし、今後ほんと うに問題点が改善され、本県教育行政に対する県民の信頼の回復をはからなければならない。
 そのため、県議会としてより徹底した取り組みをするために、百条調査委員会の設置を提案いたします。ご検討のうえ、ご賛同をお願いいたします。

    
  (他会派の議員の賛同がなく、百条調査委員会の設置は実現しませんでした)