前代未聞の暴挙!
違法献金疑惑追及の中田県議の質問に、議長が知事に答弁させず
開会中の長崎県議会で、日本共産党の中田晋介県議が通常の手続きで通告していた「知事選での違反寄付容疑」問題を、一般質問の「その他」の項で取り上げて質問。
主質問が終わった直後、同議会の加藤寛治議長(自民)が突如として「緊急質問であり答えなくてよい」とのべて金子原二郎知事に答弁させない事態が起こりました。
中田議員は、「他の議員も同様の手続きで質問を行い答弁もなされている。平等に扱ってもらいたい」と答弁を要求。知事がこの事件での責任を明確にして再発防止策を示し、受注企業からの政治献金をいかなる形でも中止するよう求めました。知事は質問に一言も触れず、議会は二時間近く空転しました。
議会運営委員会のあと中田議員は、残り時間を通常の「その他」の項として質問、地検の捜索を受けた企業の献金額を年ごとに比較、「知事選のたびの受注企業からの献金であることは明らか」と堂々と質問、知事は答えませんでした。
傍聴していた男性は、「県民が注目している献金問題の質問を議長が封じ、知事は何も答えなかった。疑惑はますます深まったと思う」と話していました。
これは、県発注の事業を請け負った企業が二月の知事選直前に自民党県連や金子知事に献金。公選法違反容疑で関連業者が捜索されている事件。
一般質問をする中田県議
加藤議長は知事に「答弁の必要なし」
2時間の空転の後、自席から質問する中田県議
関連質問で、議長の暴挙を批判する西村県議