「しんぶん赤旗」日曜版 少年少女のページ 2011/5/29
みんなで練習、上達
長崎市の香焼サッカースポーツ少年団

  「早く、早く!」。転がるボールをコントロールしながら、赤いコーンを折り返す。戻って、ゴールポストにタッチすると交代。

 全員がポストにタッチするまで練習は続くよ。2つのチームに分かれて競争だ。

 負けたチームには罰ゲームが待っているから、みんな必死。走る仲間に大きな声援を送るんだ。

 長崎市の南にある元の町・香焼町。「香焼サッカースポーツ少年団」は小学6年生が5人、5年生が2人、4年生以下がY人いる地元のサッカーチームだよ。

 海からの風が強い、香焼小学校のグランド。4年生以下の9人がシュート練習をしている。コーチからボールをけり渡されると、ダイレクトにシュート! あれ? はずれちゃった。両手を広げて恥ずかしさをアピールするのは小学2年生の大道(だいち)くん。

 「ボールを止めてからけってもいいよ」。コーチからの指示通りけると、ボールには当たったけど、ゴールの枠からははずれちゃった。

 「ゴールしてない人は、グランドの端まで走る」。練習もかねた罰ゲームに、大人のコーチも一緒に走ったよ。追いつかれないように、みんな全力だ。

 このサッカーチームはフットサルもしているんだ。フットサルは室内サッカーと呼ばれることもあって、コートが狭かったり、ゴールの大きさが小さかったりするんだ。

 サッカーは基本11人で1チームなんだけど、フットサルは5人で1チーム。ルールにも違いがあって、競技時間も短いぞ。

 みんなでサッカー、楽しいね。「楽しい?」って聞くと、「ボールを操作するのが難しいけど、楽しい」って大道くん。チームで練習して、どんどん上手くなろう。