「しんぶん赤旗」2011/1/8
土曜 人とき

長崎民商拡大推進委員長  神尾光廣さん(62)

リフォーム助成開始に期待
  「建設業が活性化すると、材料仕入れなど他の業種にも波及効果があります」。長崎市が住宅リフォーム助成制度をつくり、2月から受け付けを始めることに期待しています。
 日本共産党市議団が長年、市に求めていたことが、ついに実現しました。

 長崎市内で工務店を営みます。長崎生まれの長崎育ち。物づくりの魅力から今の仕事に入りました。小学校4年生から中学卒業までの6年間、新聞配達をしながら、そろばん教室の月謝を払っていました。これが仕事に対する責任感ともなっています。

 長崎民商で拡大推進委員会として活躍中。けがや病気で経営が苦しくなった時、知人から民商を紹介されて、入会。融資が受けられ、助けられた経験から「仲間づくり」の活動にかかわるようになりました。

 口癖は「心のふれあい」。住宅リフォーム助成について「本当に困っている業者に手を差し伸べるこういう制度こそ行政がもっとつくっていくべきです」。

 趣味は子どもの頃から描いている絵画。絵の仲間に助けられたことも、いまの自分を形作っている、といいます。「厳しい不況だからこそ、地域に密着した企業経営が求められます」。今年も前向きです。
                                  (長崎県・村ア利幸)